画層の削除について


画層の削除について紹介します。

  1. AUTOCADのDWGと違い、DGNファイルのLevelに要素が存在している場合、該当画層が削除できません。そのため、以下の方法で削除できます:

ア.画層の表示画面で削除したい画層の要素のみを表示させ、Ctrl+Aで要素を全部選択し、削除してから画層を削除してみます。

イ.以上の方法が効かない場合、該当画層に共有セルが含まれていると考えられるため、ファイル→ツール→圧縮オプションですべての項目をオンにし圧縮してから再度画層を削除しています。もしくは、コマンドのdelete scdefs allを実行してから画層を削除してみます。

  2.DGNファイルに要素がなくても画層が削除できない理由:

     ア.Default画層。この画層はDGNファイルのディフォルトの画層のため、削除できません。

     イ.0画層。DWGからDGNに変換される際、DWGのディフォルト画層はDGNで0画層と表示され、削除できません。

ウ.DefPoint画層。DWGからDGNに変換される際、DWGの寸法情報が該当画層に保存されるため、削除できません。

3.画層ライブラリにある画層が削除できません。該当画層は画層表示画面でグレー色で表示され、画層ライブラリに存在しているという意味となっています。該当DGNLIBファイルを別のフォルダ(MS_DGNLIBLISTが指していないフォルダ)に移動すれば、削除ができます。