「2021/07/29」STAAD.Pro CE Update 7 v22.07.00.160日本語版がリリースされました


STAAD.Pro CONNECT Edition Update 7 v22.07.00.160日本語版 がリリースされました
本リリースの主な更新内容は以下のとおりです(英語版のWhat's Newはこちらです)。
  1. 物理モデリングワークフロー
    1. 解析セット機能追加
      物理モデリングの解析コマンドダイアログで解析セットを定義でき、それぞれの解析セットに解析方法および荷重条件を指定できます。また、解析セットを有効/無効に切り替えたり、解析セットの順番を変更したりすることも可能となります。本機能の詳細についてこちらをご覧ください。 注意:画像をクリックすると、大きな画像表示されます(以下同様)

    2. テーパー割り当て機能追加
      本アップデートより物理モデリングにてテーパー断面を定義できます。詳細についてこちらをご覧ください。

    3. 構造ウィザード改善
      構造ウィザードのテンプレート機能が改善され、テンプレートをフォルダー毎に分けたり、ドキュメントエディタに三角関数で要素を定義したりすることが可能となります。詳細についてこちらをご覧ください。

  2. 解析モデリングワークフロー
    1. 荷重組み合わせコード追加
      自動組み合わせ機能のコードにASCE 7 – 2016が追加されました。ASCE 7 – 2016にて定義されたルールに従って、荷重組み合わせを自動的に定義できます。

    2. プレートオフセット対応解析方法拡張
      前回のリリース(Update 6)では、プレートのオフセット機能が追加され、弾性解析法を用いてオフセットされたプレートを解析できるようになりました(こちらのWikiの3.a.参照)。本アップデートより、解析方法がさらに拡張され、p-デルタ解析、Direct解析、動的解析にも対応しています。                                     

    3. 床ダイアフラムの不規則性チェックコード更新
      固定ダイアフラムを扱う場合、STAAD.Proは、いくつかの設計コードで定義された不規則性チェック方法を提供しています。本アップデートでは、IS 1893 (Part 1):2016のねじり不規則性チェックは、改正2に従って更新されました。また、チェック結果のフォーマットも更新され、チェック結果に基づいて設計者がより適切な判断できます。 

  3. 中国鋼構造設計ワークフロー
    1. 組み込みワークフロー搭載
      従来、中国鋼構造設計ワークフローはSSDDとの単体製品として提供しており、STAAD.Pro内の「中国鋼構造設計」をクリックすると、STAAD.Proで作成したモデルがSSDDへ変換され、中国設計基準GB 50017に従って鋼構造設計を行えます。本アップデートよりSSDD はSTAAD.Pro内に組み込まれており、よりスムーズにご利用いただけます。今回の組み込みワークフローの追加に伴い、SSDDの単体製品の開発は終了されます。

    2. 応答スペクトルのコード追加
      応答スペクトルのコードに中国GB 50011-2010が追加されました。 

  4. その他
    検証例のコレクション拡張
    品質保証をよりスムーズに実施できるように新しい検証例およびモデルが追加されました。アプローチだけでなく、STAAD.Proが対応している様々な解析方法および設計コードの結果検証の事例を提供しています。

  5. 追加モジュール
    1. RCDC
      ● オーストラリアコード(AS 3600:2018)追加
      注意:このコードでは、パイルキャップ設計が「テクニカルプレビュー」として提供されています。
      ● BS ENコードのベルギー付属書追加
      NBN EN 1992-1-1(ANB:2010)(ベルギー付属書)が追加され、貯水タンクの構造を含むすべてのモジュールで利用できます。
      ● BS EN基本/カスタムコード追加
      設計者は、現地の設計基準に従って、基本ENコードの特定パラメータを修正して「カスタム」の付属書を作成できます。
      ● タンク構造設計の設計コード追加
      タンク構造設計に基本ユーロコード(BS EN 02-1-1-2004)、シンガポール付属書(SS NA)、およびマレーシア付属書(MS NA)が追加されました。
      ● 地震/風荷重(ASCE)の係数設定追加
      ACI設計コードを使用する場合、地震および風荷重のタイプとして係数倍したものと係数倍しないものを定義できます。
      ● 延性柱設計の接合チェック機能改善
      ユーロコードを使用する場合、設計者が「延性設計 - 高」オプションを選択する際、柱の接合チェックがBS EN 1998-1-2004コードに従って実施されます。
      ● フーチングモジュールの圧力チェックおよびサイジング機能改善
      フーチング設計の最小圧力チェックおよびフーチングのサイジングで、地下水による浮力の影響を考慮するようになりました。

    2. STAAD Foundation Advanced
      ● 一般&ツールキットモード
      カナダA23.3の2019エディションによる独立フーチングの設計機能が追加されました。
      ● 一般モード
      カナダA23.3の2019エディションによるマット基礎の設計機能が追加されました。

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