スクリプトエクスポート


目的

スクリプトエクスポートは一定のスケジュールに則り自動でデータエクスポートし、任意のフォルダにデータを保存させることができます。
これを実行するためには分析から管理キーを取得し、データエクスポート画面からスクリプトをダウンロードし、スクリプトを修正、最後にタスクスケジューラーでスクリプトを実行させる必要があります。
以下の記事ではこれらの手順をまとめております。不明な点がある場合には弊社技術サポートまでご連絡ください。

役割

少なくとも以下のいずれかの権限が必要となります。Account Adminはユーザー管理より「Co-Administrator」 権限をユーザーに割り当てる事ができます。

目次

  1. 管理キーの保存
  2. ジョブの設定
  3. スクリプトの設定
  4. タスクスケジューラーでのスケジューリング

管理キーの保存

  1. 分析に移動
  2. データのエクスポートを選択
  3. 右上の歯車アイコンを選択
  4. キーを管理する画面が表示されるので、2つのキーをテキストエディターに保存

    もしキーが上記の画像のように大半がアスタリスクで隠されている場合には、組織の管理者がすでにキーを表示しているはずです。キーを取得するためには管理者に問い合わせるか、再生成を行ってください。

管理キーはスクリプトを実行させるためのパスワードとして機能します。あなたの組織内で初めてこの画面を開くか、キーを再生成した場合のみ管理キーを見るとことができます。キーを保存して安全な場所に格納しておいてください。組織内の別のユーザーはキーを見ることができなくなります。あなたがキーを表示できず、適切な人がキーを持っていると考えられる場合にはキーを再生成してください。管理キーを再生成すると前のキーは永遠に利用できなくなります。組織内では2つのキーだけが利用可能となります。

ジョブの設定

少なくとも1つのキーを取得したら以下の手順に進めます。

  1. 前の画面(データのエクスポート)に戻り、右上の新しいエクスポートジョブを作成を選択
  2. 新しいエクスポートジョブを作成ウィンドウが開くので、エクスポートタイプ、ジョブ名、日付範囲を入力
  3. スクリプトをダウンロードをクリック
    これでPowerShell用のスクリプトファイル(拡張子 .ps1)がダウンロードされます。書き込み権限が付与されているフォルダにダウンロードするようにしてください。
    この後スクリプトの編集を行います。

スクリプトの設定

これはスクリプトでデータエクスポートする上で必ず実施する設定です。

  1. ダウンロードしたスクリプトを右クリックし、プロパティを選択
  2. 全般タブのセキュリティ項目に他のコンピューターから取得したファイルだというワーニングがあります。
    許可するのボックスにチェックを入れ、ファイルを使用できる状態にしてください。
  3. ファイルを右クリックし、編集を選択。デフォルトだとWindows PowerShellの編集画面が開きます。
  4. 18行目にある $AuthorizationKey のパラメータに管理キーを入力します。
    $$FeedMeAPIKey$$ を管理キーと置き換えてください。17行目にサンプルが記載されているので、こちらを参考にしてください。
  5. デフォルトではエクスポートされたデータはこのスクリプト同じフォルダに保存されます。別のフォルダを指定したい場合には46行目の $DownloadLocalDataExportJobFilePath パラメータを変更してください。45行目がフォーマットの参考になります。

  6. ファイルを保存

この時点でスクリプトをテスト実行することができます。以下の実行ボタンを押すか、編集画面を閉じて、ファイルを右クリックしPowerShellで実行を選択してください。

タスクスケジューラーでのスケジューリング

  1. ご利用のPCでタスクスケジューラを開く

  2. 右側の操作メニューから基本タスクの作成を選択。基本タスクを作成するウィザードが立ち上がる。
  3. 名前と説明を入力して次へ進む
  4. 任意の頻度をトリガーとして選択。このタスクが実行されるときには必ずPCにログインしている必要がある点にご注意ください。
  5. 操作でプログラムの開始を選択
  6. プログラムの開始で、プログラム/スクリプトにPowerShellプログラムを入力。ここはダウンロードしたスクリプトを入力するのではなく、PowerShellプログラムを選択する。PowerShellのデフォルトパスは
    C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0powershell.exe
  7. 続いて、引数の追加にダウンロードしたスクリプトを指定する。"-File <FileName>"で指定するので、例としては以下のようになる。
    -File C:\Users\Path\Desktop\Sample_Job_LastSevenDays.ps1
  8. 設定を確認し、完了を選択

タスクが実行されるとき、PowerShellウィンドウが立ち上がるが、特に何も操作をする必要はなく、自動的に閉じられます。デフォルトではデータエクスポートファイルはスクリプトと同じフォルダに保存されます。管理キーが再生成された場合にはスクリプトを更新する必要があることに注意してください。

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